棟瓦積み直し工事機について解説します②

棟瓦積み直し工事機について解説します②

乾式工法 乾式工法は、水分を必要とする「葺き土や漆喰」を使わずに仕上げる工法です。 湿式工法の「重い」というデメリットを緩和できるのが「乾式工法」で、最近選ばれるようになってきました。 「固定金具」と「下地木材や樹脂」で土台をつくり、防水のための「面戸シート」を施工、冠瓦を芯材に固定していく方法です。乾式工法は湿式と比べてはるかに軽量化できるため、耐震性もアップ、地震時の負担も緩和できます。  
■不具合や劣化症状 漆喰等を使用しないため、下地に木材を使わなければ長期間メンテナンス不要となります。
  ■施工手順
①既存棟瓦の解体

②補強用の金物・芯材を取り付ける

③乾式面戸を設置する

④棟瓦を再び並べて積み直す

⑤丸瓦を芯材にビスで固定する

  ガイドライン工法とは? ガイドライン工法は、1994年の阪神大震災により住宅の崩壊や、屋根材が落下したことなどを受け、地震・台風時の屋根材の落下を防ぐための施工基準です。 2001年に瓦業界で定められたガイドライン工法をベースとし、2022年の法律の改正により「すべての瓦を固定する」という強固な瓦屋根の施工が義務化されました。 棟瓦もその中の対象となります。 ・棟部分は、芯材と冠瓦をビスで固定し、内部に補強金物、のし瓦を緊結線で結ぶ   ガイドドライン工法は、湿式・乾式問わず、冠瓦を「芯材にビス固定」、のし瓦を「緊結線固定」することで長期的に強度を保つ、地震対策として改良されています。 ただ、このガイドライン工法は、新築、もしくは増改築など新しく施工するケースが対象となっています。 リフォームで既存の瓦屋根の積み直しをする場合などは、旧工法でやるか、それともガイドライン工法でやるかは選択が可能です。 コストが高いことからガイドライン工法を採用しないというケースもあります。しかし、地震時や強風時のリスクをカバーするため、より強固に施工できるガイドライン工法は、万が一のリスクに対しての安心できるメリットがあります。

私たち、株式会社 智健工業は、埼玉県草加市にある外壁・屋根塗装をはじめとする各種リフォームを行っております。 「ここに任せて良かった!」「また智健工業に頼みたい」と思っていただけるようなサービスを心がけ、お客様のご要望にお応えするのはもちろんのこと、無駄な出費を抑え、お客様のご予算に合った施工方法を柔軟にご提案させていただきます。 外壁や屋根の塗り替え、水回りリフォーム、防水工事などお家の事でしたら何でもお任せください。

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